アークレイ長崎開発センター株式会社　UIJターン企業説明会

テクノロジー

近年、血液検査と言われる中でも、遺伝子検査分野が大変注目を集めています。

個人の遺伝子情報を取得することにより、その情報に合わせた、例えば投薬の治療や、病院での治療方針を決めるテーラーメード医療、オーダーメード医療が、非常に進んでいます。

弊社は世界で初めて遺伝子検査で血液を使い、簡単に病院内で測定できるシステムを構築しました。

PCR検査は、遺伝子検査の分野に含まれます。最近では、コロナウイルスの簡便な測定を可能にいたしました。

日本経済新聞様の記事をご覧頂きたいのですが、遺伝子検査の分野を応用し、少量の血液でがんの検視ができないか研究を進めています。

がんは初期段階から体内で増殖していく際、特殊な遺伝子が血液中に放出されることが分かっています。その特殊な遺伝子を、弊社の機械で検知することで、早期のがん発見に繋げられないか活動しています。

国内の死因の約3割ががんと言われています。早期発見に貢献したいと思いながら日々仕事をしています。

アークレイ長崎開発センターについて

それでは、アークレイ長崎開発センターの業務説明をいたします。

京都に次ぐ国内第2番目の研究開発拠点とし、2020年8月に開所いたしました。長崎県長崎市万才町にある朝日生命ビル最上階にオフィスを借りております。
現在は医療機器のソフトウェア開発の拠点として、所長と社員の1名、合計2名体制で業務をスタートしています。

今後は、ソフトウェア開発拠点として10～15名の募集を考えております。3年間で30名規模の会社へ拡大計画中です。

ソフトウェア開発だけではなく、機械設計の開発、また電子回路の設計いわゆるハード系のエンジニアの皆さまにお越し頂き、長崎から新しい医療機器を開発する体制を整えていきたいと考えています。

ソフトウェア開発の業務内容を説明いたします。

弊社のソフトウェア開発は、組込みソフトウェアと言われるモーター制御や、AD変換、シリアル通信などを開発するエンジニアの皆さまにお越し頂きたいと考えています。

マイコンに組み込んでいくソフトウェア開発です。主な使用言語はC言語で、業務で使用していない方で、学生の時にC言語を学習されている、もしくはご自身でC言語を使ったソフトウェア開発の経験がある皆様も、ぜひご応募頂きお話を伺いたいと思っています。

京都研究所、長崎開発センターは同列で、同じように研究開発を進めていく、どちらが上下はなく同列の拠点として考えています。

ただ開所直後は京都研究所から少しお仕事を引っ張って、それを主に行って頂くことになりますが、京都研究所とWEB会議などで、逐一打ち合わせをしながら、業務を進めて頂きたいと思います。

続きまして弊社のソフトウェア開発及び、研究開発の特徴をお伝えいたします。

縦割りの組織ではなく、通気一貫して商品の開発に携わって頂きます。
大手のようにソフトウェア開発の部署、機械設計の部署と機械設計が分かれている訳ではなく、弊社の場合、血液検査を開発する部署というような、プロダクトごと組織構成を取っています。各プロダクトのプロジェクトにご参加頂きます。

医療機器は1年半から長ければ5～6年のスパンで、じっくり研究開発を進めます。

製品の構想段階からテスト、量産化、販売まで、エンジニアの皆様一貫して担って頂きます。弊社では、世の中に送り出すプロセスを、1から経験頂ける環境が整っています。ここは他社との違いとして捉えて頂けると、大変嬉しく思います。

研修制度、福利厚生について

通勤手当、残業代も完全支給です。その他有給休暇や産休育休等も完備しています。

研修制度について、長崎開発センターご入社直後は、京都研究所にて1～2カ月程度、弊社の厚生施設に宿泊頂き研修を行います。弊社の研究の考え方や、どういう機械をどんな環境で開発しているのか、本社で研修いたします。

全社員にグロ放題というアプリのアカウントを付与しています。ビジネススキル、マーケティングスキル、テクノロジーの新しいトピック、ビデオ講座等が受講可能となっております。

最初に申し上げましたが、世界中の人々の健康に貢献したい、医療機器の開発をしていると言うプライドを高く持っているエンジニアが多い会社です。

西洋医学が国内で進んだのは、長崎がベースになっている所があります。その長崎から世界に向けて、新しい医療機器の開発を行っていく目標にご賛同頂ける方はぜひご応募頂きたいと思います。

弊社の説明は以上です。
また皆様にお会いできるのを楽しみしております。本日は、有難うございました。