挨拶

みなさん、こんにちは。株式会社コープフーズ 人事採用担当の大野です。本日は、当社の会社説明会にご参加頂き、誠にありがとうございます。

食品製造、小売関係にご興味のある方は情報収集及び、当社のことを知って頂ければ幸いです。

事業紹介

店舗事業について

まずはコープフーズの事業についてお話させて頂きます。
当社は生活協同組合 コープこうべの関連子会社です。学生の皆さんが馴染みのあるところでお伝え致しますと、「コープこうべ」店内のお惣菜部門を当社が担当しています。


「愛菜」「愛菜キッチン」という屋号のもと、兵庫県から大阪の一部（吹田・豊中・茨木）と89の事業所で展開しております。
総菜部門では、寿司・お弁当・揚げ物・サラダと、昼食のお弁当・おかずの1品や、夕食のおかずの1品にと店舗では様々な種類の商品を製造・販売しております。
学生の皆さんがご利用されている、コンビニエンスストアのおむすび・お弁当・サラダなど、そのような商品を当社ではコープのお店で販売していると思って頂けると分かり易いかと思います。

当社の各事業所には厨房があり、その厨房で商品を製造しております。
お客様が購入し、お持ち帰りになって召し上がるまでに時間が経過します。時間が経過しても「美味しさ」を損なわないようにする為にも1品1品、商品を作り上げることにこだわりを持っています。

もちろん、衛生管理にも注意しております。
日々の従業員の健康管理はもちろん、厨房内の整理・整頓、時間経過しても質・味を損なわない為に、新しく商品を販売する前には必ず、本社の品質管理室で検査を行い、合格の出た商品のみを販売しております。

現在、当社の店舗では「単品認定制度」というものを設け、選定された商品については、従業員全員がこの単品認定を取得できるよう、決められた基準書通りに製造ができるまで、何回もやり直しを行っています。
だからこそ売場では、いくつもある同じ商品でも選ぶことができないくらい、同じ仕上がりになっています。

今年はより一層の強化を図るため、「質と価値を高める！」をキーワードに、どの時間にお客様が来られても、美味しい商品を購入して頂く為、午前の商品、そして夕方に向けた商品と、時間帯に合わせた製造に力を入れております。
これもまた、お客様を笑顔にしたいという従業員の気持ちが、同じ方向に向いているからこそできることなのです。

仕事内容

2つの工場について

工場は、この店舗事業を支える役割を担っています。
2つある工場のうち、第1工場は心臓部分です。
店舗に出荷しているおむすびやお弁当、一部の寿司は工場にて製造しております。その他に、トンカツの製造や、店舗の総菜製造に必要なタレの製造、店舗サポート機能としての役割を果たす重要な部門です。

当社の寿司は、この工場で酢飯の製造をしています。「愛菜」と言えば、美味しい酢飯というのも自慢の1つです。
多くの店舗に出荷するため、1品1品が大量調理になります。大量調理でも時間が経過しても味を損なわない、徹底した衛生管理ができた工場だからこそ成せる業なのです。

もう1つの第2工場では、店舗以外にも他の販路先へと商品を製造・出荷しております。

第2工場では大きく3つの事業を行っています。まずは、「まいくる」と呼ばれる夕食宅配のお弁当です。
高齢者や食事制限のかかったお客様へ、塩分・カロリーを抑えたお弁当を毎日異なるメニューで1日約7,000食、製造・出荷をしております。

お客様の声を大切に、当社の管理栄養士の資格を持ったスタッフが、日々メニュー作成に試行錯誤しております。
こだわりを持ったメニュー・調理法で作ることによって、お客さまから、お褒めの言葉を頂くほどの商品を日々提供しております。

次に、「冷凍センター」の商品です。
特殊な冷凍技術を用いて、食材の細胞を壊さない凍結方法により、「冷凍寿司」と「冷凍おかず」を製造しております。

ご家庭の電子レンジで解凍してもお酢の味わいが損なわないよう、黒酢を用いた酢飯で製造しています。皆さんが食べられる寿司と遜色の無い、寿司が手軽に食べられると好評です。

「冷凍おかず」は当社の大量調理技術をもとに、複数のおかずを1つのセットとして商品化しております。
「おかずは少しずつ、色々な種類が食べたい」そんな声を大切に、メインとなるおかずにもこだわり、全国の生協へ販路を拡大するまでの商品に育っています。

さらに当社では「神戸市中学校給食」の事業も行っています。神戸市の西区、東灘区の計20校に向けて当社の工場でお弁当を製造しております。
中学校給食は高水準の衛生管理のもと、調理する工場の設備はもちろんのこと、学校の配膳室内も日々の衛生管理に力を注いでおります。

衛生管理について

店舗・工場事業で欠かせないのが衛生管理です。
工場においては入室から作業に入るまでに、①健康管理チェック、②正しい制服の着用、③粘着ローラーを使用した全身のローラーがけ、④1分間の2回手洗い、⑤エアシャワーの通過、で初めて工場現場内に入れます。
また、常にアルコール消毒を怠らず、1時間に1回のローラーチェックや手袋交換、手洗いと、お客様へ提供する商品を製造するからこそ、従業員の衛生管理に注意を怠りません。
店舗でも同様、手洗いやローラーがけ、異物混入防止の目視確認など、お客様が安心して商品を購入、召し上がって頂けるよう日々行っています。

本社の役割について

そして、店舗・工場を支える本社機能の役割です。食品製造・販売の会社としての中枢は商品部です。
原料の買い付けから、販売する上での商品のカルテの作成、あとは値入を考えた販売価格の決定、季節等を考えながら企画構成など、様々な業務を担っております。
また、開発部門もあり、自社ならではの工場を活用した商品の開発・作成と、役割毎にスタッフを配置し、「美味しさ」を追求した商品作りに日々力を注いでおります。

会社の事業を大きく動かすのが経営戦略室です。
予算の進捗管理はもちろんのこと、更なる業績向上に向け、企画管理、運用などを他部署と連携しつつ実行しています。

衛生管理を先導している品質管理室は、衛生基準をクリアすべく、HACCPの構築や工場内の衛生管理基準の向上など、従業員教育にも力を注ぎ、帳票管理の向上にも精を出しております。

冷凍おかず、寿司などの販路の拡大等をアシストするべく外販チームや、店舗が円滑に業務をこなせるようサポートを行う店舗運営部、会社全体の従業員管理や経理・総務・システムといった全般業務の管理本部など、多くのスタッフが任された部門で職務を全うすることで、会社全体が機能しております。

組合員満足を第一優先に、現場（店舗）と工場（店舗サポート）との連携に重点を置いております。「質と価値を高める！」をキーワードに、工場での製品は時間が経過しても美味しさを保てる商品開発にこだわり、店舗ではその工場からの製品を売場で演出できるように計画とロケーション作りに力を注いでおります。