東京理化器械株式会社　新卒会社説明会（21卒向け）

沿革・歴史

当社は1955に設立しました。当時、理化学機器と呼ばれる分野の器械は、主に海外、ヨーロッパからの輸入が主流でしたが、当社が自社開発をし、国産機器として発売・販売した「バキュームスターラー TBO」「ロータリーエバポレーター N-1型」の2つの製品が研究者の方々から高い評価をいただいたことによって、当社が大きく成長する原動力となりました。

その後、埼玉に開発部門を設けました。最初は工場としてスタートし、次第に工場としては手狭になってきたので、1984年に宮崎県気仙沼に現在の宮城工場を建設して製造を全て移しました。

それから、1994年に業界に先駆けてISO9009の認証を取得しました。ISOとは、International Standard Organizationという国際規格です。ISOの決めた基準に則って製造しているという認証を受ける、つまりライセンスを受けると、国内外の会社から、あの会社は国際規格の高品質の製品を作っている、認められるものです。品質に関する信頼を得る一つのライセンスです。これを理化学機器業界としては先駆けて当社が1994年に取得しました。

さらに2007年にISO14000を取得しました。これは同じISOでも、いわゆる環境問題に対して認証基準を達成していることの証明になります。例えば、工場から廃液を流さない、空気を汚さない、あるいは何かあった場合には会社としてどういう対応をするか、などです。今、世界で環境が非常に重要な問題になっています。それについて当社は国際的な基準を満たすよう努力をしています。

海外については、2002年に中国・上海に工場を建設・稼働し、2004年にシンガポール営業事務所を開設しました。

元々アジアを中心とした海外には少しずつ輸出がありましたが、現地法人を設立して現地販売を開始したことによって、次第に大きくなっています。