東京理化器械株式会社　新卒会社説明会（21卒向け）

理化学機器の市場と業績

当社の売上・業績

当社の売上推移は63期（2017年9月期決算）で58億強でした。それが65期（2019年9月期決算）で65億円と、7億円増加しています。最近は売上げが増加しています。
内訳は、国内が46憶円強、海外部門は約18憶円強です。

もう少し細かい区分では、65期（2019年9月期決算）の国内46憶円強の内、16営業所の販売が約44憶円。また当社工場で製造し他社ブランド名を付けて販売しているOEM製品が約1憶円弱あります。当社は理化学機器がメインですが、少し違う物、例えば自動車産業用の機器なども一部生産しています。
さらに研究機器ではなく産業機器の分野の売上も約1憶円あって、65期の国内売上高は46憶円となります。

海外へは国内から輸出しているものが約7億円、中国の販売会社がかなり伸ばしていて約15憶円です。またシンガポール販売が1憶円弱あり、海外向け販売がトータル約18億円強です。
合計して当社は65億円規模の会社です。

理化学機器の市場

さて、理化学機器の業界は自動車や住宅などの業界と比べると市場規模としてはニッチです。

メーカーの国内の出荷高は約1兆2000億。当社もその中に入っています。
直接輸出したり、商社に販売したり、ユーザーに直接販売したり、色々な販路があり、最終的に国内ユーザーが購入、使用している市場が年間9000憶円という規模だと考えて下さい。
このように大手（当社も含まれます）から10人規模の会社までトータルで9000憶円規模の業界で当社は事業を展開しています。

この折れ線グラフは理化学機器業界の市場規模推移です。徐々に市場規模が伸びています。
ちなみに、2009年度は世界的なリーマンショックの影響で減少しています。本来どんな企業も研究分野の予算は減らさないものです。研究を止めてしまうと企業の活力が失われてしまうからです。しかし、リーマンショックの時はさすがにそこにもメスが入り予算を減らすという動きがありました。その後、徐々に回復してきています。
民間企業、官庁、大学など研究予算を執行しているユーザーのトータルの規模で、徐々に伸びている業界だと理解して下さい。