株式会社東急トランセ　新卒会社説明会（20卒・21卒向け）

採用スケジュールと処遇

ここからは採用スケジュールと処遇について説明します。

まず処遇についてですが、サービスアシスタント、補助業務をしている間は18万2700円です。これが基本給になり、これに＋手当や残業代が付くと思ってください。勤務時間は7時間55分です。休日休暇は4週に8日制ということで、どちらも職種によって決まります。なぜかというと、バス事業は365日、朝と夜走っています。1日も休むことなく走っています。なので、必ず土日休みではないとお考えください。

それ以外の休暇は、有給休暇や結婚、忌引きに使える休暇はもちろんあります。東急グループに属しているので、そのようなものがあります。ひとつ特別休暇というものがあります。営業所にいる間、先ほど言いましたが、365日ずっと走っています。

その中では、4週に8日制、週休2日みたいなものですが、ちょっと足りません。何が足りないかというと、祝日分の休みがありません。会社としては祝日も休んでほしいのですが、全員が祝日に休むとバスが運行できません。有給休暇と別に、特別休暇というもの、祝日分の休みを別に支給しています。

もちろん休暇を使っていただいていいのですが、もしも用事がなくて使わないとか、有給休暇が沢山あるので使えないということがあれば、この特別休暇の受領期間においては、使用しなかったぶんは日当買い取りします。会社が使わなかった分を日当として換算して、給料にプラスします。この特別休暇においては無駄になることはないとお考えください。福利厚生は、各種社会保険はもちろん入っています。地方の方だと単身寮制度があります。

川崎市高津区に1Kや一人暮らしをしていただくものです。そこから会社が家賃補助をするような単身寮制度もあります。もしも将来ご結婚されたら、当社は世帯を持つと社宅に入れます。東急田園都市線のたまプラーザ駅と高津駅の徒歩圏内に社宅を保有しています。

また、介護、育児休職制度ももちろんあります。東急共済組合、地方の東急ホテルさんが、泊まったらお金が戻ってきたり、病院に安く通えたりというものもあります。東急グループ各種優待割引があります。

私は車を持っていますが、東急グループで保険に入ると、団体割引で格安で保険に入れます。あとは東急ストア、東急ハンズとか、いろいろな東急グループがあるので、そういうものが割引で使えたりということがあります。

これが福利厚生であります。東急電鉄はとても近い会社なので、大手と比べても遜色ないものを用意していると思ってください。

免許を取ったあと、サービスプロバイダーとして戻ってきてもらうと給料が上がり、21万1900円の基本給になります。これに＋残業代や手当が付きます。勤務時間は7時間50分です。休暇が4週8日制ということで、これもシフトによって決まります。

ただ、サービスプロバイダーの場合は、4週8日のものは4勤1休、4勤2休制度にしています。なぜかというと、東急トランセという会社はとても平均年齢が若い会社です。と言うと、みなさん辞めてしまっていると思われがちですが、先ほど簡単に話した、東急バスの人事交流があります。

東急トランセである一定期間勤めていただくと、東急バスへの転籍制度があります。それを使ってみなさん東急バスの社員になっています。ただ若いとなると、お子さんも若いです。となると、みなさん土日休みが欲しいという方が多いです。

先ほど言ったとおりみなさんが土日休みになると、バスの運行ができません。その中では、東急トランセの高津営業所以外の4勤1休、4勤2休という制度にして、みなさん均等に土日が回るようにしているとお考えください。

高津営業所は5勤2休制なので違いますが、それ以外の4営業所は4勤1休、4勤2休制でやっています。とはいえ、たぶんみなさん想像がつかないと思うので、持って来ました。これは当社が使っている本物のシフト表です。

上から火水が公休、休みです。木金土日、4日間働いて、月曜休んで、火水木金、4日間働いて土日休むというのが、4勤1休4勤2休制度です。見ていただきたいのですが、実線のものが、働いてくださいという勤務時間、先ほどの7時間50分のものです。

見ていただくと分かるとおり、長い勤務があったり短い勤務があったり、早かったり遅かったり、いろいろな勤務があります。当社サービスプロバイダーは月1，2回は泊まり勤務があるので、これで言うと金曜日25時14分入庫となっているので、金曜日が泊まり勤務だと思います。

7時間50分は、当社は1カ月間の変形労働時間制にしているので、1カ月のトータルで1日の平均が7時間50分取りますと。それ以上働くと残業になるとお考えください。また点線が残業です。

二重線は公休出勤、残業代よりも割高なものです。当社は年休取得率が95％を超えています。なので、ほぼ申請すれば休める会社です。例えば日曜日に休みたいということがあれば、日曜日に休みます。休んだままにすると、元々乗るはずだった仕事をやらないと、バスが運行できません。

その中では、代わりに誰かがこのダイヤに乗らなくてはいけません。なので、残業も0ではありません。だいたい30時間前後あるとお考えください。やっていただくと、年休取得率は95％を超えるようなものでできると思ってください。

もちろん残業は強制ではないので、やりたくなければ断っていただいて結構です。そうするとお給料が残業代が減るので、減ると。逆に全然大丈夫だからもっとやりたいということであれば、法令、ちゃんと運行管理者が管理するので、それまではやっていただいても結構です。そうすると残業代が増えてお給料が上がると思ってください。また、当社一番多い残業は何かというと、例えば日曜のダイヤを見てください。10時4分に交代してから、13時36分にまた交代で戻ってきます。分単位で入庫時間が決まっています。

道路状況が通常なら、この通りになります。ただ多いのは、工事です。緊急工事があって道路が混んでしまうと、分単位で決まっているのでこの時間に帰ってこられません。なので、当社が一番多い残業は、入庫遅れです。

当社の場合は、店舗に入庫遅れをしたら、なぜ遅れたのか報告義務があります。例えば、13時36分に交代するのを5分遅れて41分に交代したとなれば、「渋谷駅工事のため5分入庫遅れしました」というのを報告すると、5分残業がつきます。

当社は分単位で残業が付くので、サービス残業という考えはありません。また、結構サラリーマンの新人に多い付き合い残業もありません。見ていただいて、終わり時間が全部バラバラです。新人だからバラバラというわけではありません。ベテランもこのようにやっているので、もし先輩を待っていたら3，4時間待っていなくてはいけなくなるので、そういう付き合い残業もありません。

自分の仕事が全部終わったらそのまま帰っていただいて結構です。また、私自己紹介のときにオンオフがとてもはっきりした会社だと言いました。そのひとつの理由が、例えば真ん中の木曜日を見ていただくと、16時32分交代の勤務です。午前中は何かというと、プライベートの時間です。このときの勤務は1時間くらい前、15時半くらいに営業所に来ていただければいいので、それまで自分のプライベート、ジムや銀行に行ったり、プライベートを充実させてから仕事には入れるということです。

勤務表も東急トランセの場合は1カ月前に手元に来ます。ということは、1カ月後の自分の勤務が分かります。なので、このように予定も立てやすいです。なので、プライベートも充実できると言えます。これが運転手の働き方だと思ってください。 

求める人材像

最後に求める人材像をお話します。業界のリーディングカンパニーを目指し、挑戦欲を持って、環境の変化に迅速且つ柔軟に対応できる人材。具体的には、基本動作をおろそかにしない正確さがひとつあります。

これは自動車学校でもいろいろな安全施策、当社も安全のためにいろいろなことをやってくださいと言っています。そのひとつひとつが安全と直結しています。そこをおろそかにせず、ちゃんとやってくださいという正確さがある方を求めています。

どんなときでも落ち着いて行動できる冷静さということで、一度営業所を出ると、東急トランセ社員はサービスプロバイダーの一人になります。サービスプロバイダーが何かあったときに対応しなくてはいけません。

例えば社内のお客様の体調が悪くなって倒れてしまった場合です。もちろん教育センターでマニュアルを学ぶので、マニュアルどおり冷静に他のお客様の対応をしたり、事務所に連絡したり、冷静に落ち着いて行動できる冷静さが必要になります。

最後、お客様に気持ちの良いサービスを提供するためのコミュニケーション能力、これは書いてあるとおりです。お客様に選ばれるためにサービスに力を入れているので、その中でまた使いたいと思ってもらえるようなサービスを提供するコミュニケーション能力が必要だということです。

これを一言で言うと、格好いいスローガンになるのかなと思います。今後はこのあと質問を受けて、希望を取り、当社に選考の意思があれば筆記試験を実施します。そのあと面接を複数回行い、健康診断の後、ご縁があれば内々定という選考スケジュールになっています。

以上が東急トランセの説明です。ご清聴ありがとうございました。何か質問はありますか？

質疑応答

会場：個人的な質問でもいいですか？東急バスと東急トランセで、どういう、路線の違いですか？サービスの提供している差はありますか？

差は、両輪でやっているので、第三者から見ると、ありません。なので、東急トランセに何かあっても東急バス社員という報道のされかたをしますし、東急トランセのバスに乗っていただいて、車内アナウンス、厳密に言うと流れていますが、東急バスのご利用をありがとうございますと流れます。本当に両輪で行っているので。

会場：棲み分けみたいなことではない？

細かく言うとやはり、親会社と子会社があるので、少し違います。制度に違いがあったりします。先ほどの接遇の面でも、東急トランセはマニュアルが決まっています。ピンポーンとして言ってくださいというマニュアルが決まっています。

バスのほうが、前からずっとあるので、そういうものは決まっていません。中では職人さんが多い路線になっています。だから結構ベテランの方が東急バスのほうには多いので、腕がとても良い方がいらっしゃいます。

ただ、ほぼ同じような会社になっていますので、お客様からすると、どっちがどっちと見分けるのは大変かもしれません。今の説明会を聞くと分かりますが、当社のバスに乗っていただくと、本当にマイクアナウンスを活用すると思います。

会場：バス会社が2200社もあるというのが、すごくびっくりしました。

2200社といっても、車両の保有台数が30台以上の会社は何社かというと、240社くらい減ってしまいます。みなさん29両以下でやられている会社がほとんどです。1両あってもバス会社と言えるので、運行していれば。

当社も、先ほど90年の歴史と、保有台数が970台を超えているので、この970台を超えているのは全国で8位くらいの規模なので、業界の中では大手、東急バスと東急トランセ合わせてですが、大手の一角を担っているような位置づけです。

会場：ありがとうございます。勉強になりました。